, デザイン思考って何?基礎知識から従業員の育成方法まで解説 | シェアマインド経営サークル

デザイン思考って何?基礎知識から従業員の育成方法まで解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

詳しく見る

変化が激しく正解のない時代において、企業や個人には新しい価値を生み出す力が求められています。その中で注目されているのがデザイン思考です。デザイン思考は一部の専門職だけのものではなく、従業員一人ひとりの課題解決力や創造力を高める考え方として、多くの企業で活用されています。本記事では、デザイン思考の基本から、従業員育成への活かし方までをわかりやすく解説します。

デザイン思考とは何か

課題解決のための創造的思考法

デザイン思考とは、利用者の視点に立って課題を深く理解し、試行錯誤を重ねながら解決策を導き出す考え方です。もともとデザイン業界で活用されていましたが、現在では商品開発や組織改革、人材育成などにも活用されています。

特徴は、最初から正解を追求せずに、仮説と検証を繰り返しながら「使う人にとって本当に意味のある解決策」を見つけ出すことにあります。


なぜ今、デザイン思考が必要なのか

社会や価値観の変化に対応する力が問われている

デザイン思考が重視される背景には、社会やビジネス環境の急速な変化があります。顧客ニーズは複雑化し、技術革新も加速。従来の常識やルールだけでは柔軟な対応が難しくなってきています。

このような時代には、利用者目線で考え、柔軟にアイデアを出す「共感力」と「創造力」が欠かせません。デザイン思考はそれらを実践するための強力なアプローチといえます。


デザイン思考の基本プロセス

プロセス内容
共感利用者の視点に立ち、課題や感情を理解する
定義真のニーズを明確にし、課題を定義する
発想多様な視点から自由にアイデアを出す
試作具体的な形にし、プロトタイプを作る
検証実際に試して改善点を見つける

柔軟に行き来するプロセスが特徴

このプロセスは直線的に進むものではなく、状況に応じて「共感」に戻ったり、「発想」と「試作」を何度も繰り返したりします。試行錯誤を前提にすることで、実用的かつ現実的なアイデアにたどり着くことが可能になります。


デザイン思考を導入するメリット

創造的な組織文化と顧客志向の強化

  • 顧客視点の課題解決力が育つ
  • 従業員の主体性や柔軟な発想が活性化される
  • チームでの対話が増え、部門横断の連携が深まる
  • 成功・失敗を繰り返しながら前進する文化が根付く

これらの効果は、業務改善や新規事業だけでなく、日々の仕事の進め方にも変化をもたらします。


従業員育成にデザイン思考を取り入れる方法

育成施策内容
ワークショップ形式の研修実際の業務課題をテーマにし、チームで共創する演習を行う
OJTに組み込む現場での問題解決の際に、共感から試作までのプロセスを意識させる
自己振り返りの導入実践後に気づきや学びを文章化する機会を設ける

実践と対話を通じて「考える力」を育てる

知識として学ぶだけではなく、実際に課題に取り組みながらプロセスを経験することが重要です。体験を重ねることで、思考の型が自然と身につき、現場での課題解決にも活かされていきます。


まとめ

デザイン思考は、課題解決を「人中心」に進めるための重要なアプローチです。従業員一人ひとりが顧客視点で考え、行動し、改善する習慣を身につけることは、組織全体の創造力を高めることにもつながります。変化に強く、柔軟な発想ができる人材を育てるうえで、デザイン思考はこれからの企業に欠かせない力といえるでしょう。