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サービスオフィスとは?シェアオフィスやレンタルオフィスとの違いやメリットを解説

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監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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近年、働き方の多様化やビジネス環境の変化に伴い、さまざまなオフィス形態が注目されています。中でも「サービスオフィス」は、利便性や柔軟性から多くの企業や個人事業主に選ばれています。本記事では、サービスオフィスの特徴や、シェアオフィス、レンタルオフィスとの違い、そして利用するメリットについて詳しく解説します。

サービスオフィスとは?

サービスオフィスとは、オフィス家具やインターネット環境が整備され、さらに受付対応や秘書サービスなどのビジネスサポートが付帯するオフィス形態のことです。通常のオフィスを借りる場合と比べ、すぐに業務を開始できる利便性が特徴です。

経営のプロに

サービスオフィスの主な特徴

項目内容
設備デスク、椅子、インターネット、電話、会議室などが完備
契約形態短期から長期まで柔軟に契約可能
サービス受付対応、郵便受取、電話対応、秘書サービスなど
対象スタートアップ企業、外資系企業、リモートワーカーなど
費用月額制で利用可能、光熱費や通信費込みの場合が多い

シェアオフィス・レンタルオフィスとの違い

サービスオフィスは、シェアオフィスやレンタルオフィスと混同されがちですが、それぞれ特徴が異なります。

項目サービスオフィスシェアオフィスレンタルオフィス
利用形態専有スペース+共用設備フリーアドレスの共用スペース完全な個室
契約形態短期・長期契約が可能時間単位・日単位・月単位月単位・年単位
ビジネスサポート受付・秘書・郵便転送など充実基本的にサービスなし最低限のサービス(郵便受取など)
プライバシー高い低い高い
コスト中程度低め高め

サービスオフィスのメリット

1. 初期費用を削減できる

通常のオフィス賃貸では、内装工事や家具の購入が必要ですが、サービスオフィスならこれらの費用が不要です。

経営のプロに
コスト比較通常の賃貸オフィスサービスオフィス
敷金・保証金数か月分必要不要または少額
家具・設備購入必要不要(完備)
インターネット回線別途契約が必要月額料金に含まれる場合が多い
水道・光熱費別途負担月額料金に含まれる場合が多い

2. 充実したビジネスサポートを受けられる

サービスオフィスでは、受付対応や電話応対、郵便管理などのビジネスサポートが受けられるため、業務に集中しやすい環境が整っています。

3. 短期間でも利用できる柔軟な契約

一般的な賃貸オフィスでは2年契約が一般的ですが、サービスオフィスなら1か月単位で利用できるため、プロジェクトベースの利用にも適しています。

4. 立地が良い

多くのサービスオフィスは、都心の一等地にあり、アクセスが良好なため、クライアントとの打ち合わせや採用活動にも有利です。


サービスオフィスの活用が向いている業種

業種サービスオフィスの適性理由
スタートアップ企業初期費用を抑えつつ、信頼性のあるビジネス環境を確保できる
外資系企業の日本支社短期間の拠点として柔軟に利用でき、必要に応じて拡張可能
士業(弁護士・税理士など)クライアント対応のための受付サービスや会議室が活用できる
リモートワーク・テレワーク在宅勤務以外の集中できる作業環境を確保できる
短期プロジェクトチーム一定期間だけオフィスを利用するケースに最適

サービスオフィスを選ぶ際の注意点

1. 追加料金の有無を確認する

サービスオフィスの料金プランには、基本料金に含まれるものと、追加料金が発生するものがあります。

サービス基本料金に含まれる場合追加料金が発生する場合
インターネット回線×
会議室利用一部無料時間単位で課金
郵便受取・転送転送は有料の場合あり
受付サービス×

契約前に、利用頻度の高いサービスが含まれているか確認しましょう。

2. セキュリティ対策を確認する

企業情報を取り扱う業種では、セキュリティが整っているオフィスを選ぶことが重要です。

セキュリティ対策チェックポイント
入退室管理セキュリティカードや指紋認証などのシステムがあるか
ネットワークセキュリティWi-Fiの暗号化やVPN接続が可能か
個室の施錠専有スペースに鍵があるか

3. 契約内容をしっかり確認する

契約期間や解約条件、料金体系など、事前に細かくチェックしておくことが大切です。

経営のプロに

まとめ

サービスオフィスは、初期費用を抑えつつ、ビジネスに必要な設備やサポートを受けられる利便性の高いオフィス形態です。

項目ポイント
シェアオフィスとの違いプライバシーが確保され、ビジネスサポートが充実している
レンタルオフィスとの違い受付や秘書業務など、より幅広いサービスを受けられる
メリット初期費用削減、短期間の契約が可能、立地が良い、ビジネスサポートが充実
向いている業種スタートアップ企業、外資系企業、士業、リモートワーカーなど
選ぶ際の注意点追加料金、セキュリティ、契約内容の確認が必要

サービスオフィスは、事業の規模や成長に合わせて柔軟に利用できる点が魅力です。自身のビジネススタイルに合ったオフィスを選び、快適なビジネス環境を構築しましょう。