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ホームページって必要?重要性について解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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ホームページは名刺ではなく「会社の顔」

ホームページは、単なる会社情報を記載する場ではありません。インターネット上における「自社の顔」であり、第一印象を決定づける重要な要素です。

訪問者が最初に接触する可能性のあるページは、トップページだけに限られません。検索結果やSNSからサービスページやブログ記事に直接流入する場合もあるため、すべてのページが「はじめまして」の瞬間を担っています。

ホームページが適切に設計され、情報が整理されている企業は「信頼できる」という印象を与えやすくなります。一方で、古いデザインやスマートフォン対応がされていないサイト、情報が更新されていないページでは、「この会社は大丈夫なのか」と不安を与えてしまいます。

つまり、ホームページは単なる情報掲載の場ではなく、ブランドイメージの形成、信頼性の獲得、そして顧客との最初の接点として機能する、マーケティングの要となる存在です。


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SNSとホームページは代替できるのか

近年はSNSの普及により、InstagramやX、LINEなどで情報を発信している企業も増えています。これにより「SNSがあればホームページは不要では」という声もあります。

結論から言えば、SNSはホームページの代替にはなりません。それぞれの役割は明確に異なります。

項目ホームページSNS
主な目的企業の全体情報・ブランド信頼の提供速報性のある情報共有・ファン形成
情報の深さ詳細で体系的短文中心・投稿ごとに分散
情報の保存性長期的に管理可能時間経過で埋もれやすい
検索性SEOによる検索流入が可能投稿の検索性は低い
コントロール権自社で完全に管理プラットフォームに依存

SNSは双方向のコミュニケーションやイベント告知には有効ですが、企業全体の信頼性を伝えるには不十分です。特にBtoB企業や高単価商材を扱うビジネスでは、信頼を築くための「しっかりとした土台」としてホームページが欠かせません。


ホームページがない企業のリスク

ホームページを持たない企業や事業者が直面するリスクは少なくありません。以下に主なリスクを挙げて解説します。

  1. 信用されにくい
     名刺交換後にホームページがないと、「本当に存在している会社か」と不安を抱かれやすくなります。特に新規の取引先やBtoBの商談では、ウェブ上の信頼情報が極めて重要です。
  2. 情報提供の主導権を失う
     自社に関する情報を掲載する場がないと、口コミやまとめサイトなど、第三者の媒体に依存することになります。間違った情報や古い情報が広まり、企業イメージをコントロールできなくなる危険性もあります。
  3. 採用で不利になる
     求職者が企業情報を調べた際、公式サイトがないと「信頼できない会社」と判断されやすくなります。若年層ほどネット検索を重視しており、応募率の低下や人材確保の遅れに直結します。
  4. 競合との差別化ができない
     ホームページがなければ、自社の強みや差別化ポイントを伝えることができず、価格競争に陥りやすくなります。商材の価値をしっかり伝えるためにも、独自の表現が可能な公式サイトが求められます。

ホームページがもたらす5つのメリット

ホームページを持つことで得られるメリットは、営業・採用・ブランディングなど多岐にわたります。以下の表にまとめました。

メリット解説
信頼性の向上公的な存在証明として機能し、安心感を与える
営業ツールとして活用可能商品・サービスを24時間紹介できる営業マンの役割
集客の拠点となるSEOや広告流入の着地点として機能する
採用活動の強化企業理念や社内の雰囲気を伝え、応募率を高める
ブランディング世界観を視覚・文章で表現し、差別化を実現する

ホームページがあることで、オフライン営業だけに頼らないビジネス展開が可能になります。特にコロナ以降は非対面の情報収集が主流となっており、ウェブ上の資産としての価値はより一層高まっています。


効果的なホームページに必要な要素

ただ存在するだけのホームページでは、十分な効果を発揮することはできません。以下に、成果を出すために欠かせない要素を紹介します。

  1. スマホ対応(レスポンシブデザイン)
     スマートフォンからのアクセスが全体の7割を超える現在、モバイル表示への対応は必須です。
  2. 最新情報の更新
     ブログやお知らせページを定期的に更新することで、サイトの信頼性とSEO効果を高められます。
  3. 明確な導線設計
     問い合わせや資料請求など、ゴールへと導く動線が明確になっていることが成果に直結します。
  4. 検索エンジン対策(SEO)
     キーワードの選定、適切な見出し構造、読みやすい文章など、SEO対策が施されていることが重要です。
  5. 独自性のあるコンテンツ
     他社と差別化された内容、専門性の高い情報を提供することで、信頼とファンを獲得できます。

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まとめ

ホームページは単なる情報発信ツールではなく、企業活動のあらゆる面で「信頼の土台」となる重要な存在です。SNSの台頭や営業活動の変化に対応するためにも、企業の価値を正確に伝え、常に最新の状態で情報提供ができるホームページを持つことが、今後のビジネス展開において不可欠です。

これからの時代、オンラインでの第一印象が、リアルな信頼関係の構築にも直結します。まだホームページをお持ちでない方、あるいは放置している方は、今こそ戦略的な見直しを図るタイミングと言えるでしょう。