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個人事業主の納税スケジュールって?種類は?

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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個人事業主として活動する場合、所得を得れば必ず納税義務が発生します。ただし、税金にはいくつかの種類があり、それぞれ納付期限や支払い方法が異なるため、スケジュールを正しく把握していないと延滞や罰則のリスクが高まります。この記事では、個人事業主が支払う主な税金の種類と納税スケジュールを整理し、効率的に対応するためのポイントを解説します。

個人事業主が納める主な税金の種類

個人事業主が支払う税金は、大きく分けて「所得に関する税金」「事業に関連する税金」「社会保険料関連」の3つです。

税金の種類内容納付時期
所得税年間の所得に対して課税確定申告後、原則3月15日まで
住民税前年の所得に基づいて課税6月から翌年5月まで分割納付
個人事業税法定業種に該当する場合のみ発生8月と11月の年2回
消費税課税売上が一定以上の場合に発生原則3月末までに申告・納付
国民健康保険料自治体により金額が決定年間を通じて納付(分割可)
国民年金保険料一律定額毎月納付、またはまとめ払い可

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納税スケジュールの年間イメージ

個人事業主は、税金ごとに納付時期が異なるため、年間を通じたスケジュール管理が必要です。

時期主な納税内容ポイント
1月〜3月所得税・消費税の確定申告、納付期限は原則3月15日(消費税は3月31日)
6月住民税の第1期、国民健康保険料の通知金額が確定し、1年間の負担が決まる
8月個人事業税(第1期)法定業種の場合のみ納付
11月個人事業税(第2期)8月と11月の2回払い
通年国民年金、国民健康保険料月単位または分割払いで納付

このように、春から夏にかけて大きな納税イベントが集中するため、事業資金の計画性が求められます。


納税管理で押さえるべきポイント

  1. 確定申告の準備を早めに進める
    経費や売上の記録を日頃から整理し、申告直前に慌てないようにしましょう。
  2. 納税資金を積み立てておく
    納税額は数十万円〜数百万円になることもあるため、売上からあらかじめ一定額を取り分けておくと安心です。
  3. 口座振替やクレジットカード納付を活用する
    自治体や税務署によっては、口座振替やカード決済に対応しているため、支払い忘れを防ぐことができます。
  4. 延滞税や加算税を避ける
    期限を過ぎると延滞税や無申告加算税が課されるため、スケジュールを確実に守ることが大切です。

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まとめ

個人事業主が支払う税金は、所得税・住民税・個人事業税・消費税に加え、国民健康保険や国民年金など多岐にわたります。特に3月の確定申告時期や夏の住民税・個人事業税の納付は大きな負担になるため、年間スケジュールを把握して資金を計画的に準備することが重要です。

正しい知識を持ち、納付期限を守ることで、余計な延滞税を防ぎ、安心して事業に専念できる環境を整えましょう。