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データカタログって?メタデータとの違いは?

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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データ活用が求められる現代において、「データが社内にあるのに使えない」という課題は多くの企業で共通しています。その解決手段として注目されるのが「データカタログ」です。情報の整理と可視化を行い、社内データの有効活用を支援するこの仕組みは、混同されやすい「メタデータ」との違いも理解しておく必要があります。本記事では、データカタログの概要、メタデータとの違い、導入のメリットを分かりやすく解説します。

データカタログとは?

データの地図を可視化するツール

データカタログとは、社内外に存在するさまざまなデータを一元的に管理・検索・共有できるプラットフォームです。格納されているデータの所在、内容、品質、活用方法などを明確にすることで、データの探索と利活用を加速させます。

項目内容
主な役割データの所在・定義・活用方法の可視化と共有
対象範囲構造化データ(DB)、非構造化データ(ドキュメント等)
利用者データアナリスト、エンジニア、業務部門全般

データカタログの特徴(箇条書き)

  • 検索機能により必要なデータをすぐに見つけられる
  • データの品質や更新履歴などの情報も可視化可能

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メタデータとは何か?

データの情報を示すデータ

メタデータとは、データそのものではなく「データについての情報」を表すデータです。たとえばファイル名、作成日、データ型、定義などが該当し、データカタログの中核を成す構成要素でもあります。

項目内容
定義データそのものの性質や属性に関する情報
作成者、作成日時、ファイルサイズ、保存場所など
用途データの管理や統制、検索性の向上

メタデータの活用メリット(箇条書き)

  • データの整理が容易になり、ガバナンスを強化できる
  • 同一内容のデータ重複を防ぐことができる

データカタログとメタデータの違い

比較項目データカタログメタデータ
主な役割メタデータを整理・表示し、活用を促進するデータの属性情報を提供
対象複数システムや部門横断のデータ全体個別データやデータセットに付属する情報
使用目的データの検索性、利便性、活用促進データの識別、分類、整備

データカタログの主な機能

効率的なデータ利活用を支援する仕組み

データカタログは単なる「検索ツール」ではなく、組織的なデータ活用を支える機能が豊富に備わっています。

機能分類内容例
データ探索キーワードやカテゴリによる高速検索、タグ付け機能など
データの品質管理ステータス表示、使用履歴、エラーデータの検出など
コラボレーションコメント機能、承認フロー、利用ガイドラインの共有など

データカタログ導入のメリット

情報の可視化とデータガバナンス強化

  • データを探す手間が減少し、分析作業のスピードが向上する
  • 社内でのデータ利活用が活発になり、部門を超えた連携が進む

定量的効果(箇条書き)

  • データ検索時間を平均40%以上削減可能
  • 重複登録や不要なデータの排除によるストレージコストの最適化

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まとめ

データカタログは、企業内外に散在する情報資源を有効活用するための「見える化」の仕組みです。メタデータとの違いを理解し、それを基盤にしたデータカタログを構築することで、データドリブンな意思決定を加速できます。今後さらに重要性を増すデータ活用に向けて、まずは「どこに何のデータがあるか」を整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。