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【2025年最新版】事業再構築補助金の成長分野進出枠が拡大!締切と内容を解説

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監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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事業再構築補助金は、ポストコロナ時代の経済社会の変化に対応するため、中小企業等の新分野展開や事業転換、業種転換、業態転換、事業再編といった思い切った事業再構築に意欲を持つ企業を支援する制度です。特に、成長分野への大胆な事業再構築に取り組む事業者を重点的に支援する「成長分野進出枠」が設けられています。本記事では、成長分野進出枠の拡大内容や申請の締切、対象となる業種・業態について詳しく解説します。

成長分野進出枠の概要

成長分野進出枠は、ポストコロナに対応した成長分野への事業再構築を目指す事業者を支援する枠組みです。特に、国内市場の縮小などの構造的な課題に直面している業種・業態の事業者が対象となります。この枠組みでは、従業員規模に応じて以下の補助上限額と補助率が設定されています。

補助上限額と補助率:

従業員数補助上限額補助率
20人以下1,500万円(※2,000万円)中小企業:1/2(※2/3)
中堅企業:1/3(※1/2)
21~50人3,000万円(※4,000万円)同上
51~100人4,000万円(※5,000万円)同上
101人以上6,000万円(※7,000万円)同上

※短期に大規模な賃上げを行う場合、補助上限額と補助率が引き上げられます。

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対象となる業種・業態

成長分野進出枠の市場拡大要件の対象となる業種・業態は、経済産業省の「工業統計調査」や「企業活動基本調査」を基に、過去10年間で市場規模が10%以上拡大していることなどの要件を満たすものとされています。具体的には、以下の業種・業態が対象として指定されています。

製造業

分類コード産業分類(小分類)
91畜産食料品製造業
94調味料製造業
97パン・菓子製造業
98動植物油脂製造業
99その他の食料品製造業

非製造業

分類コード産業分類(小分類)
521農畜産物・水産物卸売業
522食料・飲料卸売業
531建築材料卸売業
532化学製品卸売業
541産業機械器具卸売業

(上記は一部抜粋です。詳なリストは公式資料をご確認ください。)

指定された業種・業態以外であっても、応募時に要件を満たす旨のデータを提出し、認められた場合には対象となり得ます。詳細は、成長分野進出枠の市場拡大要件の対象業種・業態の一覧をご参照ください。

申請の締切と手続き

第13回公募のスケジュールは以下のとおりです。

  • 公募開始 2025年1月15日
  • 申請締切  2025年3月31日

申請手続きには、GビズIDの取得が必要です。ID取得には一定期間を要しますので、早めの手続きをお勧めします。詳細な手順や必要書類については、事業再構築補助金のリーフレットをご確認ください。

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まとめ

事業再構築補助金の成長分野進出枠は、ポストコロナ時代における成長分野への事業再構築を支援する重要な制度です。補助金の上限額や補助率、対象となる業種・業態を確認し、適切な準備を進めることが成功の鍵となります。最新の情報や詳細については、公式サイトや関連資料を必ずご確認ください。