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コアタイムとフレキシブルタイムって?基本を解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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フレックスタイム制とは?

フレックスタイム制とは、労働者が始業時間や終業時間を自由に決められる勤務制度です。

通常の固定時間制(9時~18時など)とは異なり、業務の都合やライフスタイルに合わせて柔軟に働けるのが特徴です。

フレックスタイム制の基本ルール

項目内容
労働時間の決定方法1カ月以内の「総労働時間」を決め、その範囲内で自由に勤務時間を調整できる
コアタイム必ず勤務しなければならない時間帯
フレキシブルタイム出勤・退勤時間を自由に選べる時間帯
適用される業種IT・クリエイティブ・研究職など時間の融通が利く職種が多い

コアタイムとは?

コアタイムとは、フレックスタイム制において「必ず勤務しなければならない時間帯」のことです。

例えば、「10時~15時」をコアタイムと設定すると、この時間帯は全員が働いている状態になります。

コアタイムの設定例

勤務形態コアタイムの時間
標準的な企業10:00~15:00
短めのコアタイム11:00~14:00
コアタイムなし(スーパーフレックス)なし(完全自由)

コアタイムを設けることで、会議や打ち合わせを効率よく実施できるのがメリットです。


フレキシブルタイムとは?

フレキシブルタイムとは、労働者が出勤・退勤時間を自由に調整できる時間帯のことです。

たとえば、「7時~10時」と「15時~20時」をフレキシブルタイムと設定した場合、社員はこの時間帯の中で自由に出勤・退勤を決めることができます

フレキシブルタイムの設定例

勤務形態フレキシブルタイムの範囲
一般的な企業7:00~10:00、15:00~20:00
フレキシブルタイムが広い企業5:00~11:00、13:00~22:00
スーパーフレックス(完全自由)5:00~22:00

フレキシブルタイムを活用することで、個人のライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。


コアタイムとフレキシブルタイムの違い

項目コアタイムフレキシブルタイム
勤務の自由度一定の時間帯は必ず出勤する必要がある出勤・退勤時間を自由に決められる
業務の進行会議やチームワークを考慮しやすい個人の裁量で働ける
導入しやすさ比較的導入しやすい運用の工夫が必要

企業の業務内容によって、コアタイムを設定するかどうかが異なります。


コアタイムとフレキシブルタイムのメリット・デメリット

1. コアタイムのメリット・デメリット

メリットデメリット
チームの連携が取りやすい勤務時間がバラバラにならず、会議や打ち合わせがしやすい
業務の進行がスムーズ全員が揃う時間があるため、プロジェクト管理がしやすい

2. フレキシブルタイムのメリット・デメリット

メリットデメリット
時間の自由度が高い通勤ラッシュを避けられる・家事や育児と両立しやすい
業務の効率化が可能自分の集中しやすい時間に仕事ができる

フレキシブルタイムをうまく活用することで、働きやすさと生産性の向上が期待できます。


フレックスタイム制の導入企業の実例

実際に、フレックスタイム制を導入している企業では、コアタイムとフレキシブルタイムのバランスを工夫することで、生産性を向上させています

導入企業の事例

企業コアタイムフレキシブルタイム導入の目的
A社(IT企業)10:00~15:007:00~10:00、15:00~20:00エンジニアが働きやすい環境を整備
B社(コンサルティング企業)なし(スーパーフレックス)5:00~22:00海外との時差対応のため完全フレックス
C社(メーカー)11:00~14:007:00~11:00、14:00~19:00研究開発職が効率よく働ける環境を整備

業種や業務内容によって、コアタイムやフレキシブルタイムの設定が異なります。


まとめ

コアタイムとフレキシブルタイムは、フレックスタイム制の重要な要素であり、業務の進行と働きやすさを両立させるために活用されます。

  • コアタイムは「必ず出勤する時間」、フレキシブルタイムは「自由に出退勤できる時間」
  • コアタイムがあると、チームの連携がしやすい
  • フレキシブルタイムが広いと、働き方の自由度が増すが、業務管理が必要
  • 業種や企業文化によって、適切な制度設計が求められる

フレックスタイム制を活用し、柔軟な働き方を実現しながら、生産性を向上させましょう!