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「承知いたしました」の正しい使い方とは?もしかして間違って使っている?

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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「承知いたしました」の意味

「承知いたしました」は、「承知する」の謙譲語であり、「わかりました」や「引き受けました」という意味を持ちます。


「承知いたしました」と似た表現の違い

「承知しました」との違い

表現敬語の種類丁寧さの度合い使用シーン
承知しました丁寧語標準的社内や親しい間柄でのやり取り
承知いたしました謙譲語高い目上の人や取引先とのやり取り

「かしこまりました」との違い

「かしこまりました」は、「わかりました」や「承知しました」という意味を持つ謙譲語で、主に接客業などでお客様に対して使われる表現です。


「承知いたしました」の使い方と例文

口頭での使用例

  • 上司からの指示に対して
    「この資料を明日までにまとめてください。」
    「承知いたしました。すぐに取り掛かります。」
  • 取引先からの要望に対して 
    「次回の会議は来週火曜日にお願いできますか?」
    「承知いたしました。スケジュールを調整いたします。」

メールでの使用例

  • 日程調整の返信
    「お世話になっております。ご提案いただいた日程で問題ございません。」
    「ご連絡ありがとうございます。日程の件、承知いたしました。」
  • 資料送付の依頼に対して
    「先日の会議資料をお送りいただけますでしょうか。」
    「承知いたしました。資料を添付してお送りいたします。」

「承知いたしました」を使う際の注意点

  1. 相手に応じた使い分け
    目上の人や取引先には「承知いたしました」を使用し、同僚や部下には「承知しました」や「了解しました」を使うと良いでしょう。
  2. 二重敬語に注意
    「承知いたします」は正しい表現ですが、「承知させていただきます」は二重敬語となり、不適切です。

まとめ

「承知いたしました」は、ビジネスシーンでの丁寧な表現として広く使用されています。しかし、相手や状況に応じて適切に使い分けることが重要です。正しい敬語を身につけ、円滑なコミュニケーションを図りましょう。