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オブジェクションハンドリングとは?意味や活用方法を解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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オブジェクションハンドリングとは

オブジェクションハンドリングとは、相手の反論や異議に対して効果的に対応し、自分の意見や提案に引き寄せるコミュニケーションスキルの一つです。​具体的には、相手の懸念や疑問を理解し、共感を示した上で、適切な情報や解決策を提示して自分の意見に誘導していくプロセスを指します。


オブジェクションハンドリングの種類

オブジェクションハンドリングには、主に「肯定型」と「否定型」の2つの手法があります。​それぞれの特徴と活用方法を以下にまとめます。​

種類特徴活用方法
肯定型相手の意見や感情に共感を示し、尊重しながら話を進める方法。相手に安心感を与え、自然な流れで同意を得ることを目指す。相手の懸念や疑問に対して、「その通りですね」「わかります」と共感の姿勢を示す。<br>- 共感を示した後、追加の価値や情報を提供して納得を促す。
否定型相手の懸念や反論に対して、論理的に反論し、説得力を持たせるアプローチ。事実やデータを用いて、相手の誤解や偏見を解消する。相手の意見に対して、事実やデータを用いて冷静に反論する。<br>- 誤解を解くための具体的な情報や事例を提示する。

例えば、顧客が「このサービスは少し高いですね」と懸念を示した場合、肯定型では「そうかもしれません。ですが、この価格には1年間のサポートも含まれています」と共感しつつ価値を伝えます。​否定型では「一見高く感じられるかもしれませんが、実際には他社よりもコストパフォーマンスに優れています」とデータを用いて説明します。


オブジェクションハンドリングの活用方法

オブジェクションハンドリングを効果的に活用するためには、以下の3つのステップが重要です。​

  1. オブジェクションの真意を探る
    ​相手の反論や異議の背後にある真の懸念や不安を深掘りし、理解する。​
  2. 真意を把握する
    ​質問や対話を通じて、相手の具体的な懸念や疑問を明確にする。​
  3. 返答する
    得られた情報を基に、相手の懸念を解消する適切な情報や解決策を提示し、自分の意見や提案に導く。​

例えば、価格に関する懸念が示された場合、まずは「具体的にどの部分がご予算と合わないとお感じでしょうか?」と質問し、相手の真意を把握します。その上で、「実はこの価格には1年間のサポートも含まれており、他社では追加料金が発生するケースもあります」と返答することで、相手の懸念を解消します。


まとめ

オブジェクションハンドリングは、ビジネスシーンにおいて相手の反論や異議に適切に対応し、自分の意見や提案に導くための重要なスキルです。​肯定型と否定型の手法を状況に応じて使い分け、相手の懸念や疑問を理解し、適切な情報や解決策を提示することで、効果的なコミュニケーションを図ることができます。