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一斉送信メールのマナーとは?BCCとCCの使い分けを解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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ビジネスメールを一斉送信するとき、「BCCとCCはどちらを使うべき?」「誤送信しないためのマナーは?」と悩むことはありませんか?
一斉送信メールは便利ですが、マナーを守らないと相手に不快感を与えたり、情報漏えいのリスクが発生することもあります。

本記事では、一斉送信メールの基本マナーやBCCとCCの適切な使い分け、トラブルを防ぐ方法について詳しく解説します。

一斉送信メールの基本マナー

一斉送信メールを送る際には、受信者の立場を考えたマナーが重要です。
特に、相手の情報を守ることや、本文の書き方に注意しなければなりません。

一斉送信メールの基本マナー一覧

マナー具体的なポイント
宛先の設定に注意受信者が知らない人同士の場合は、BCCを使う
件名を明確にする何のメールか一目で分かる件名をつける
本文の冒頭で送信意図を伝える「関係者各位」や「○○のご案内です」と明記する
適切な宛名を使う個別対応の場合は「○○様」、複数宛なら「関係者各位」
誤送信を防ぐための確認送信前に宛先・本文・添付ファイルを必ずチェック
返信方法を指示する必要な場合は「ご返信は○○まで」と明記する

一斉送信メールは、多くの人に一度に情報を届けられる便利なツールですが、適切なマナーを守らないと、受信者に迷惑をかける可能性があります。


BCCとCCの使い分け

一斉送信メールでは、BCCとCCを適切に使い分けることが重要です。
どちらも複数人に同時に送るときに使いますが、「受信者が他の受信者を確認できるかどうか」がポイントになります。

BCCとCCの違い

項目CCBCC
受信者同士のアドレス表示他の受信者が分かる他の受信者に表示されない
使用する場面共有が必要な関係者向け相手のプライバシーを守る場合
返信時の注意点「全員に返信」で全員に送信されるBCCの相手には返信が届かない
主な使用例チームメンバー、社内関係者顧客、取引先、社外向け通知

BCCを使うべき場面

場面理由
顧客や取引先への一斉連絡受信者同士のアドレスを見えなくするため
社外の関係者へ案内を送るとき他の企業や個人のプライバシーを守るため
メールマガジンやニュースレター大量の受信者に送る場合、個人情報保護のため

BCCを使うときの注意点

  • 誤送信を防ぐため、必ず送信前に確認する
  • BCCを使用する際、本文中に受信者名を明記する
    • 例:「○○様、平素よりお世話になっております。○○株式会社の△△です。」

CCを使うべき場面

場面理由
チームメンバーへの情報共有メールのやり取りを可視化するため
上司や関係者へ状況報告誰が関係者なのか分かるようにするため
議事録やアナウンスの共有チーム内で認識を統一するため

CCを使うときの注意点

  • CCに入れる人が「情報共有が必要な人」かを確認する
  • CCに上司を入れる場合、本文内で「CCに○○部長を入れています」と明記する
  • 返信の際に「全員に返信」するかどうかを慎重に判断する

一斉送信メールのトラブルを防ぐ方法

一斉送信メールは便利ですが、誤送信やマナー違反が発生しやすいため、事前の対策が重要です。

① 宛先ミスを防ぐ

対策具体的な方法
送信前に宛先を確認「TO」「CC」「BCC」の設定を再チェック
一度、自分宛にテスト送信する送信ミスを防ぐため、実際に確認する
誤送信防止ツールを活用メール送信前に確認画面を挟むツールを導入

② 誤送信した場合の対応

もし誤送信をしてしまった場合は、迅速に対応することが重要です。

対応策具体的な行動
すぐに謝罪メールを送る送信ミスを認め、誤解を招かないように説明する
社内の上司に報告する重大なミスの場合、上司に報告し、対応を相談する
メールの取り消し機能を利用可能な場合は、送信を取り消す

まとめ

一斉送信メールは、正しく使えば業務効率を向上させる便利なツールですが、マナーを守らないと相手に迷惑をかけるリスクがあります。

適切なBCCとCCの使い分け

場面BCCを使用CCを使用
顧客や取引先への一斉送信
社外向けの情報共有
社内のチームメンバー間の連絡
関係者全員に情報を共有する場合

送信前に、宛先・内容をしっかり確認することがトラブル防止のカギです。
正しいマナーと使い分けを意識し、円滑なメールコミュニケーションを心がけましょう。