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「ご査収ください」の意味は?ビジネス上での使い方を解説

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監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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ビジネスメールや書類送付の際によく使われる「ご査収ください」という表現。普段何気なく使っているものの、正しい意味や適切な使い方を理解しているでしょうか?本記事では、「ご査収ください」の意味やビジネスシーンでの適切な使い方、言い換え表現まで詳しく解説します。


「ご査収ください」の意味とは?

「ご査収ください」は、主にビジネスメールや書類の送付時に使われる表現で、以下のような意味を持ちます。

言葉意味
査収内容を確認し、受け取ること
ご査収ください送付した書類やデータを確認し、受け取ってほしいという丁寧な依頼表現

つまり、「ご査収ください」は「送ったものをよく確認して受け取ってください」という意味を持ちます。

使用する場面

  • メールに添付したファイルの確認依頼
  • 契約書や請求書など、重要な書類の送付
  • 修正後の資料を相手に送るとき

「ご査収ください」はフォーマルな表現のため、目上の人や取引先とのやり取りに適しています。


「ご査収ください」のビジネスでの使い方

実際のビジネスメールでは、「ご査収ください」をどのように使えばよいのでしょうか?

1. シンプルに伝える場合

メールで書類を送付する際に、簡潔に伝えることができます。

例文

コピーする編集するお世話になっております。  
○○株式会社の△△です。  
添付ファイルにて資料をお送りいたしますので、ご査収ください。  
何かご不明な点がございましたら、お知らせください。  
よろしくお願いいたします。  

2. 受領の確認を求める場合

相手に確実に確認してもらいたい場合は、「ご査収のほどよろしくお願いいたします」とすることで、より丁寧になります。

例文

コピーする編集するお世話になっております。  
本日、○○の契約書を添付いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願いいたします。  
ご確認のうえ、ご不明な点がございましたらご連絡ください。  

3. 修正後の資料を送る場合

修正や変更を加えた資料を送る際には、以下のような表現が適しています。

例文

コピーする編集する先日はご確認いただきありがとうございました。  
修正を反映した資料をお送りいたしますので、ご査収ください。  
何か問題がございましたら、お知らせください。  

「ご査収ください」の言い換え表現

「ご査収ください」はフォーマルな表現ですが、ビジネスシーンによっては別の表現を使う方が適切な場合もあります。

言い換え表現使用シーン
ご確認ください一般的な書類の送付時
受領ください受け取ってもらうことを重視する場合
目を通していただければ幸いです柔らかい表現が求められる場合
ご覧ください内容を見てもらうことを重視する場合

言い換え例

「ご査収ください」をよりカジュアルな表現に言い換えた場合の例文を紹介します。

  • 「ご確認ください」
コピーする編集するお世話になっております。  
添付資料をお送りいたしますので、ご確認ください。  
  • 「受領ください」
コピーする編集する請求書をお送りしますので、受領ください。  
  • 「目を通していただければ幸いです」
コピーする編集する資料をお送りしますので、目を通していただければ幸いです。  

「ご査収ください」を使う際の注意点

「ご査収ください」は便利な表現ですが、使い方を誤ると違和感を与えることがあります。

1. 口語では使用しない

「ご査収ください」はビジネスメールや文書で使われる表現であり、口頭ではほとんど使用しません。

NG例(会話)
❌「先ほどの書類、ご査収ください。」
✅「先ほどの書類をご確認ください。」

2. 目上の人にはさらに丁寧な表現を使う

「ご査収ください」は丁寧な表現ですが、さらに格式の高い表現が求められる場面では、「ご査収のほどよろしくお願いいたします」や「お納めください」などを使うとよいでしょう。

表現丁寧度
ご査収ください一般的なビジネスメール向け
ご査収のほどよろしくお願いいたしますより丁寧な表現
お納めください重要な書類の送付時(契約書など)

まとめ

「ご査収ください」は、書類やデータを送付する際に使われるフォーマルな表現です。

  • 「内容を確認し、受け取る」という意味を持つ
  • ビジネスメールや書類の送付時に適している
  • 「ご確認ください」「受領ください」など、状況に応じた言い換えも可能
  • 口語では使わず、メールや文書で使用するのが一般的

適切な使い方を意識し、スムーズなビジネスコミュニケーションを心がけましょう。