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MOS資格は履歴書に書かない方がいい?恥ずかしい?

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監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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就職・転職活動で「履歴書に何の資格を書けばいいのか」と悩んだ経験はありませんか?その中でも「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」はよく耳にする資格の一つですが、「書いても意味がない?」「逆に恥ずかしい?」といった声も聞かれます。本記事では、MOS資格は履歴書に書くべきかどうか、評価されるポイントや注意点を交えてわかりやすく解説します。

MOS資格とは?

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)とは、Word・Excel・PowerPointなどのMicrosoft Office製品の操作スキルを証明できる、マイクロソフト社認定の国際資格です。

MOSには以下の2種類のレベルがあります。

レベル内容
一般レベル(スペシャリスト)基本的な文書作成や表計算、プレゼン資料の作成ができるレベル
上級レベル(エキスパート)高度な関数、グラフ、データ管理、マクロ機能などを使いこなせるレベル

実務でOfficeソフトを使う職種にとっては、即戦力アピールにつながる資格の一つです。


MOS資格を履歴書に書くべきか?

状況書いた方が良い理由
事務職・営業アシスタントなど書類作成・データ管理などでOfficeスキルが求められるため、即戦力として評価されやすい
未経験・職歴が浅い場合スキルの証明が難しい中で、学習意欲や基礎的なITスキルの裏付けとして評価されやすい
転職・ブランク明けの応募時自己研鑽を示す要素として、ポジティブな印象を与えられる

MOS資格は、職種や応募先によっては「しっかりとスキルを身につけている」ことを証明できる有効な資格です。


「恥ずかしい」と思われる理由とその実際

誤解されやすいポイント実際の見解
誰でも取れるから価値がない?確かに難関資格ではないが、一定の学習と操作スキルが必要。基本操作が身についている証拠になる。
実務で役に立たない?実務に即した機能を扱うため、事務職や営業職では即戦力になり得る。
書いても評価されない?職種や企業によっては高く評価される。特に中小企業やPCスキルが求められる部署では有効。

「誰でも取れる資格」だとしても、実際に使えることが重要であり、履歴書での表現やアピール方法次第で価値は十分にあります。


MOS資格を履歴書に書く際のポイント

項目書き方のポイント
正式名称で記載する例:「Microsoft Office Specialist Word 2019(スペシャリスト)」
取得年月も明記する古いバージョンではなく、できれば最新の取得時期を記載する
レベルを明確にする一般かエキスパートかでスキルの印象が変わるため、レベルの記載は必須
応募職種と関連づける「日常的にExcelを使用する業務のため、MOS取得によりスムーズに対応可能」といった記述で補足する

単に資格名を並べるのではなく、「どう役立つか」を意識した書き方が評価につながります。


どんな人にとってMOS資格は有利?

ターゲット層理由
新卒・第二新卒実務経験がない中で、PCスキルを可視化できる資格として有効
事務系職種を志望する人WordやExcelのスキルを証明する手段として評価されやすい
社会人経験にブランクがある人自己研鑽の姿勢を示しやすく、スキル習得の証明にもなる
転職活動中の未経験者応募職種に必要な基礎スキルをアピールでき、他候補との差別化につながる

あくまで「自分の強みを補足する材料」として有効に活用することがポイントです。


まとめ

MOS資格は、「書いてはいけない」「恥ずかしい」というものではありません。応募職種や応募先企業にマッチする場面では、PCスキルの証明として大いに役立つ資格です。

大切なのは、資格を取得したこと自体よりも、それを「どのように活かせるか」「なぜ取得したか」を伝えること。履歴書では、自分のスキルと意欲をしっかりアピールできるよう、MOS資格も効果的に活用していきましょう。