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RPOって何?採用をアウトソーシングするメリットも解説

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監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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採用活動に課題を抱える企業が注目する「RPO(採用代行)」。本記事では、RPOの基本的な仕組みから、導入することで得られる具体的なメリット、導入時の注意点までをわかりやすく解説します。採用の質と効率を高めたい企業必見の内容です。

RPOとは

採用活動の一部またはすべてを外部に委託する仕組み

RPOとは「Recruitment Process Outsourcing」の略で、企業の採用活動の全体または一部を外部の専門業者に委託するサービスです。募集要項の作成から応募者対応、面接日程の調整、内定フォローまで、企業のニーズに応じた採用業務を代行します。

RPOと人材紹介の違い

人材紹介は特定の人材を紹介する「点の支援」ですが、RPOは採用プロセス全体を支援する「線の支援」として、より長期的・包括的なパートナーシップを築くことが特徴です。

比較項目RPO人材紹介
支援範囲採用業務全体人材の紹介のみ
費用形態業務委託費用成功報酬型
支援期間長期短期中心
目的採用体制の構築と最適化人材の確保

RPOを導入するメリット

メリット内容
採用業務の効率化応募対応や面接調整などの手間を軽減できる
採用ノウハウの活用採用のプロフェッショナルによる高度な支援を受けられる
採用スピードの向上専門チームによって即戦力採用を迅速に進められる
社内リソースの有効活用採用担当者の負担を減らし、他業務に集中できる
応募者体験の向上スムーズで丁寧な対応により企業イメージの向上につながる

RPOの主な支援内容

業務領域支援内容
採用戦略立案採用計画の設計、KPI設定
募集活動求人媒体選定、原稿作成、広告運用
応募者管理書類選考、連絡対応、面接調整
内定者フォロー条件交渉、内定通知、入社までのフォロー
効果分析採用効果の分析・レポート作成

RPO導入時の注意点

自社ニーズとのすり合わせが重要

RPOは非常に柔軟性のあるサービスですが、自社の課題に対して「何をどこまで任せるか」を明確にする必要があります。導入前には業務範囲の確認や目標設定をしっかり行うことが成功のカギです。

注意点内容
委託範囲の明確化どの業務を任せ、どこを自社で担うか
コミュニケーション体制定期的な情報共有や進捗管理が必要
採用の品質管理採用方針や評価基準を共有し、軸のぶれを防ぐ
セキュリティ・情報管理応募者情報の扱いに関する取り決めが不可欠

RPOが向いている企業とは

RPOは以下のような課題を抱える企業に適しています。

課題RPOによる解決例
採用担当が少ない実務代行によりリソースを補完
短期間で大量採用が必要スピードとボリュームに対応可能
採用の質が安定しない専門知見により選考基準の明確化
採用活動が属人化している業務フローの可視化と標準化が実現できる

まとめ

RPOは、採用活動の質とスピードを同時に高められる有効な手段です。単なる業務の外注ではなく、採用戦略そのものを見直し、強化するきっかけにもなります。採用に関する課題を感じている企業は、RPOの活用を検討することで、人材確保の新しい可能性が広がるでしょう。