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BYODって何?メリットとリスクを解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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働き方改革やテレワークの普及により注目されている「BYOD」という言葉。自分のデバイスを仕事に使うこの仕組みには、柔軟性や効率化のメリットがある一方で、セキュリティなどのリスクも存在します。この記事では、BYODの意味や導入メリット、注意すべきリスクと対策までをわかりやすく解説します。

BYODとは?

私物のデバイスを業務利用する働き方

BYODとは「Bring Your Own Device」の略で、社員が自分のスマートフォンやノートパソコン、タブレットなどを業務に利用する仕組みを指します。企業が業務用端末を貸与する代わりに、個人のデバイスで仕事を行うという柔軟な働き方です。

項目内容
正式名称Bring Your Own Device
対象デバイススマートフォン、PC、タブレットなど
利用シーンテレワーク、出張時、外出先での対応など
主な導入先IT企業、スタートアップ、営業職が多い企業など

コスト削減や柔軟な働き方を実現できるとして、近年多くの企業で導入が進んでいます。


BYOD導入の主なメリット

業務効率とコスト面での利点が大きい

BYODには、企業・社員の双方に以下のような利点があります。

メリット解説
コスト削減企業が端末を用意する必要がないため、初期投資・維持費を抑えられる
業務の効率化慣れたデバイスで作業できるため、操作ミスが減少し作業がスムーズに進む
柔軟な働き方が可能場所や時間に縛られず、外出先や在宅でも対応しやすい
社員の満足度向上自分好みの端末を使用できることで、ストレスが少ない
端末管理の簡素化IT部門の負担が減り、業務効率が上がるケースもある

導入のしやすさと即効性があることも、BYODが注目されている理由の一つです。


BYODの主なリスクとデメリット

情報漏洩や私的利用などの問題が課題に

一方で、BYODには注意が必要なリスクも存在します。

リスク・課題内容
セキュリティの脆弱性私物端末はウイルス対策やアップデートが不十分な場合がある
情報漏洩のリスク紛失・盗難による機密情報の漏洩の可能性
私的利用との混同業務とプライベートの区別がつきにくく、作業効率や情報管理に悪影響を及ぼす
コンプライアンス違反個人端末での不適切な操作が企業の責任に問われる可能性
IT部門の対応負担多様な端末に対するサポート体制が求められるため、運用が複雑になる場合もある

リスク管理の体制を整備しないまま導入すると、トラブルに発展することもあるため、慎重な検討が必要です。


BYODを導入する際のポイント

セキュリティと運用ルールの明確化がカギ

BYODを安全かつ効果的に導入するには、以下のようなポイントを意識することが重要です。

導入ポイント内容
利用ポリシーの策定業務に使用できる範囲やアプリ、データ保存方法を明確にする
デバイス管理ツールの導入MDM(モバイルデバイス管理)などでリモートからの制御や情報削除を可能にする
セキュリティ教育の実施社員に対し、情報管理の重要性やルールを徹底する
アクセス制限の設定重要データへのアクセスはVPNや二段階認証を活用して制御する
定期的な見直しと改善運用状況をチェックし、問題点をアップデートしていく姿勢が重要

企業と社員双方が信頼関係のもとに、ルールを守って活用することが成功のカギです。


BYODが向いている企業・職種とは?

柔軟性や即時性が求められる環境に最適

BYODはすべての企業に適しているわけではありませんが、次のようなケースでは高い効果を発揮します。

タイプ理由
営業職外出先や移動中に即時の対応が必要なため、自分の端末が使えると効率的
スタートアップ企業初期コストを抑えつつ、スピーディーに環境整備ができる
フルリモートの企業端末を一人ひとりに支給するよりも運用がシンプルになる
ITリテラシーの高い職場セキュリティ意識が高く、自己管理ができる社員が多い

一方で、情報を厳重に管理する必要のある業界や職種では、慎重な導入判断が求められます。


まとめ

BYODは、社員が自分のデバイスを業務に使える柔軟な働き方を実現する一方で、情報漏洩やセキュリティといったリスクもはらんでいます。導入には明確なルール整備と社員教育が欠かせません。企業文化や職種に合わせて適切に導入すれば、業務効率や満足度向上に大きく寄与する可能性があります。