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AIDMA(アイドマ)って何?AISASとの違いは?

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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AIDMA(アイドマ)とは?

消費者の購買行動を5つのステップで整理したモデル

AIDMA(アイドマ)は、1920年代にアメリカで提唱されたマーケティング理論で、消費者が商品やサービスを知り、興味を持ち、欲求を感じ、記憶し、最終的に購買に至るまでの心理の流れを示したものです。

ステップ意味説明
Attention(注意)商品や広告に目が向く
Interest(関心)興味を持ち、さらに知りたいと思う
Desire(欲求)欲しいと感じる感情が生まれる
Memory(記憶)頭の中に留まり、記憶される
Action(行動)実際に購入する

テレビCMやチラシなど、マスメディアを中心とした従来型の広告戦略に適したモデルです。


AIDMAが活用されるシーン

店頭やテレビ広告など「一方通行」のメディアに強い

AIDMAは、インターネット以前の時代に広く活用されてきたモデルで、次のような場面で効果を発揮します。

シーン活用ポイント
テレビ・ラジオ広告大量の視聴者に向けて注意と関心を喚起
店頭POPや販促物欲求を刺激し、記憶に残す役割を担う
チラシやカタログ繰り返し見てもらうことで記憶と行動を促す
イベントや展示会興味を持たせ、商品体験で欲求を引き出す

AIDMAは、消費者との直接的な双方向性が薄い場面でも、その効果が発揮されます。


AISASとは何か?

インターネット時代の購買行動モデル

AISAS(アイサス)は、AIDMAの現代版とされ、2005年に電通が提唱したモデルです。検索エンジンやSNSの普及により、消費者が情報を「自ら調べる」「共有する」行動が重要になったことを反映しています。

ステップ意味説明
Attention(注意)商品やサービスに目を向ける
Interest(関心)詳細を知りたいと思う
Search(検索)ネットで情報収集する
Action(行動)商品を購入する
Share(共有)SNSやレビューで体験を発信する

AISASは、検索やシェアといった能動的な行動が含まれる点で、AIDMAとは異なる特徴を持っています。


AIDMAとAISASの違い

時代背景と消費者行動の変化に応じたモデルの進化

AIDMAとAISASはどちらも購買行動モデルですが、以下のような違いがあります。

項目AIDMAAISAS
提唱時期1920年代2005年
特徴受動的、記憶に重きを置く能動的、検索・共有が含まれる
情報源テレビ・新聞・チラシなどウェブサイト・SNS・検索エンジンなど
主な活用媒体マスメディアインターネット・デジタル広告
消費者の行動広告を見て印象に残る自ら情報を調べ、拡散する

現代のマーケティングでは、AIDMAとAISASを目的や媒体に応じて使い分けることが重要です。


実務での使い分け方

広告戦略やターゲット層に合わせて活用を選ぶ

現代のビジネスでは、AIDMAとAISASを使い分けることで、より効果的なマーケティングが可能となります。

シーン推奨モデル理由
店舗集客AIDMAチラシや看板などによる記憶への刷り込みが有効
ネット通販AISAS検索から購入、レビュー投稿までが一連の流れ
SNS広告AISASシェアによる拡散を前提とした設計が求められる
大規模イベントAIDMA注意と欲求を刺激し、記憶させる構成が合う

マーケティング担当者は、対象となる顧客の行動様式を見極めたうえで、最適なモデルを選ぶことが求められます。


まとめ

AIDMAは、消費者の「注意・関心・欲求・記憶・行動」を段階的に捉えた従来型の購買行動モデルであり、AISASはインターネット時代の「検索・共有」といった新たな要素を加えた進化系のモデルです。両者を理解し、場面やターゲットに応じて使い分けることが、現代のマーケティングにおける成功の鍵となります。