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契約社員でも退職代行を利用できる?注意点を解説

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監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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契約社員でも退職代行は利用可能

雇用形態に関係なく退職の意思表示はできる

契約社員であっても、労働者としての権利は法律で守られています。退職の意思表示は、正社員と同様に可能であり、退職代行サービスを利用してそれを会社に伝えることも問題ありません。

項目内容
退職の権利民法第627条に基づき、2週間前までの意思表示で退職可能
契約期間の途中でもやむを得ない事由がある場合、期間満了前でも退職は認められる
サービス利用可否雇用形態(正社員・契約社員・派遣社員)に関わらず退職代行は利用可能

契約社員が退職代行を使う際の注意点

注意点項目解説
契約内容の確認契約書に「中途退職禁止」などの特約がないかを事前に確認することが重要
期間途中の退職やむを得ない理由がないと、損害賠償の対象となる恐れがあるので注意が必要
退職日の調整即日退職が難しいケースもあるため、退職希望日は柔軟に設定したほうがトラブルを防ぎやすい
書類や物品の返却義務社用物や健康保険証などの返却手続きは、退職代行を利用しても本人が責任を持つ必要がある
トラブル時の対応方法未払い給与や損害賠償請求が発生した場合は、法的対応が可能な弁護士対応の退職代行を選ぶのが安心

契約期間途中で辞めたいときのポイント

ポイント項目解説
やむを得ない事情の明確化心身の不調、ハラスメント、過度な残業などが理由であれば、途中退職も正当とされやすい
証拠の確保退職理由が正当であることを示すために、診断書や記録を残しておくことが望ましい
書面での通知退職の意思を証拠として残すために、内容証明郵便などで通知を行うのが確実
契約条項との整合性確認就業規則や契約書と矛盾がないかを確認し、トラブルの芽を事前に摘む

弁護士対応の退職代行を選ぶメリット

メリット項目解説
損害賠償への対応が可能会社が違約金や損害賠償を求めてきた場合も、法的知見に基づいた対応が可能
退職条件の交渉ができる有給休暇の取得や退職日調整など、交渉が必要な内容にも対応できる
書面作成や証拠整備のサポート法的に有効な書面で退職を通知でき、トラブル時の証拠として活用できる
精神的な負担の軽減本人が会社とやり取りしなくても済むため、安心して退職手続きを進められる

契約社員でも円満退職するためのコツ

コツ項目解説
事前準備を徹底する契約内容・就業規則・返却物リストを確認し、抜け漏れのないようにする
柔軟な姿勢で臨む退職日や引き継ぎに関して、会社との調整には柔軟な姿勢を見せることで円滑に進む
サービスを比較検討する料金・対応範囲・口コミなどを比較して、自分に最適な退職代行を選ぶ
最後まで冷静に対応する感情的にならず、粛々と退職手続きを進めることが後味の良い退職につながる

まとめ

契約社員であっても、退職代行サービスは問題なく利用可能です。ただし、契約期間の途中で退職する場合は、契約内容や退職理由によって注意が必要です。安心・確実に退職を進めたい方は、事前の確認と準備を怠らず、必要に応じて法的対応が可能なサービスを活用することで、スムーズな退職を実現できます。自分の状況に合った方法を選び、無理のない働き方へと一歩踏み出しましょう。