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ARRって?SaaSビジネスでの重要なKPI?MRRとの違いは?

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監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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「ARR」という言葉を耳にしたことはありますか。SaaSビジネスにおいて重要なKPIの一つとされるこの指標ですが、具体的に何を意味するのか、MRRとの違いがわからないという人も多いでしょう。この記事では、ARRの基本的な意味や算出方法、MRRとの違いについてわかりやすく解説します。

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ARRとは?

ARRとは「Annual Recurring Revenue」の略で、日本語では「年間経常収益」と訳されます。定期的に発生する売上を年単位で表した指標で、SaaSビジネスなどサブスクリプション型の事業において、企業の安定的な収益基盤を把握するために用いられます。

例えば、月額1万円の契約を100件獲得している場合、ARRは1万円×100件×12か月=1,200万円となります。定期的に繰り返し発生する売上を「年間ベース」に換算することで、事業の成長性や安定性を評価する指標として重視されています。

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ARRの計算方法

ARRは、以下のような計算式で求められます。

【ARRの基本計算式】
既存の定期契約の年間売上高
+ 新規契約の年間売上高
- 解約による売上減少分

一時的な契約金や単発の売上は含まれず、あくまで「定期的に継続する売上」のみが対象となります。

ARRとMRRの違い

ARRと混同されやすい指標に「MRR(Monthly Recurring Revenue)」があります。以下の表に、ARRとMRRの違いをまとめます。

項目ARRMRR
意味年間経常収益月間経常収益
期間年単位月単位
使用場面長期的な収益予測や成長性の把握短期的な動きや月次推移の管理
計算方法MRR×12月単位の定期売上の合計

ARRは長期的な視点で事業の全体像を把握するのに適しており、MRRは月次の動きをきめ細かくモニタリングする際に役立ちます。両方の指標を組み合わせることで、戦略的な経営判断につながります。

ARRを活用する際のポイント

ARRを有効に活用するためには、以下のポイントを意識することが重要です。

ポイント内容
解約率(チャーンレート)に注目するARRの減少要因となる解約率を継続的にモニタリングする
新規契約とアップセルのバランスを取る新規獲得だけでなく既存顧客のアップセル戦略も重視する
正確なデータ管理契約更新や解約情報を正確に反映し、ARRの精度を高める

ARRは数値自体を見るだけでなく、その増減の背景を分析することで、課題発見や改善施策の立案に活かせます。

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まとめ

ARRは、SaaSビジネスにおける安定した収益の見通しを示す重要なKPIです。MRRとの違いを理解し、短期・長期両方の視点でデータを管理することで、経営の意思決定や成長戦略に役立てることができます。ARRを正しく把握し、収益基盤の強化と持続的な成長を目指しましょう。

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