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初面接官!やってはいけないこととは?ポイントも解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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「初めての面接官、何を聞けばいいのかわからない」「失礼な対応をしてしまったらどうしよう」――そんな不安を抱える新任面接官は多くいます。面接は企業の顔として応募者と接する重要な場であり、ちょっとした対応ミスが採用の成否を分けることもあります。本記事では、初めて面接を担当する方に向けて、やってはいけない行動や押さえておきたいポイントを解説します。

初面接官がやってしまいがちなNG行動とは?

面接の経験が少ないと、無意識のうちに不適切な対応をしてしまうことがあります。以下は特に注意が必要な項目です。

1. 一方的に話しすぎる

  • 自社の紹介や業務内容に夢中になるあまり、応募者に質問する時間が極端に短くなるケースがあります。面接は「話す場」ではなく「聞く場」です。

2. 圧迫的な態度を取ってしまう

  • 意図せず強い口調になったり、無表情で相手の話を聞いたりすると、応募者は委縮して本来の力を発揮できません。

3. 評価基準が曖昧

  • 「なんとなく良さそう」「雰囲気が合わない」といった主観で判断してしまうと、公平な選考ができず、組織内でもトラブルの原因になります。

4. 法的にNGな質問をする

  • 家族構成、結婚予定、宗教、出身地など、採用とは無関係なプライベートな質問は差別とみなされる可能性があります。

5. 応募者を下に見る態度

  • 面接官の中には「選んでやっている」という上から目線になるケースがありますが、今は応募者も企業を見ている時代。対等な姿勢が求められます。

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面接で押さえるべき基本のポイント

初めての面接官でも、以下のポイントを意識することで、安心して面接を進められます。

1. 面接の目的を理解する

  • 面接の目的は「スキル」だけでなく「人物面」「価値観」「企業との相性」を見極めること。事前に評価項目を共有しておくと、迷いが少なくなります。

2. 質問内容を準備しておく

  • 応募者全員に共通する質問(志望動機、これまでの経験など)と、職種やスキルに合わせた個別質問を用意しておきましょう。

3. 応募者の話を深掘りする

  • 回答を聞いたら「なぜそう考えたのか」「そのときどう行動したのか」など、具体的なエピソードに迫る質問を重ねましょう。

4. 相手への敬意を忘れない

  • 目を見て話す、うなずく、笑顔を見せるなど、基本的なコミュニケーションで安心感を与えることが重要です。

5. 面接後の記録を丁寧に残す

  • 「どう感じたか」だけでなく、「何を聞き、どう答えたか」を記録しておくと、複数人での評価や比較がしやすくなります。

面接の進め方テンプレート

面接に慣れていない場合は、次のような流れを参考にするとスムーズです。

面接の流れ内容
1. あいさつ・簡単な自己紹介緊張をほぐすため、企業側の面接官の名前・役職を伝える
2. 面接の目的と流れの説明「本日は●分で面接を進めてまいります」「質問→質疑応答の順で進めます」など明確にする
3. 応募者の自己紹介1〜2分で話してもらい、以降の質問の糸口とする
4. 質問・深掘りタイム職歴・実績・志望動機・キャリアの方向性などを丁寧に聞き出す
5. 逆質問の時間応募者から企業への質問を受ける
6. 終了の案内と今後の流れ結果通知の時期や次回面接の有無などを説明し、感謝の言葉で締めくくる

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まとめ

面接官は、企業と応募者をつなぐ橋渡し役です。初めての面接でも、基本を押さえ、誠実に対応することで、応募者の本音を引き出し、ミスマッチのない採用につなげることが可能です。「面接官=評価者」ではなく、「応募者の可能性を引き出す支援者」という視点を持ち、丁寧な対応を心がけましょう。