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「有休」と「有給」の違いは?どっちが正しい?活用方法も解説

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監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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「有休」と「有給」、どちらの表現も見かけますが、実際に正しいのはどちらなのでしょうか?本記事では、「有休」と「有給」の違いを解説し、それぞれの活用方法について詳しく説明します。


「有休」と「有給」の違いとは?

「有休」と「有給」は、どちらも「有給休暇」を指す言葉ですが、厳密には異なる意味を持ちます。

「有休」と「有給」の違い

用語意味使い方
有休(ゆうきゅう)「有給休暇」の略「明日は有休を取る」
有給(ゆうきゅう)「有給休暇」の略として使われることがあるが、本来は「給与が発生すること」を指す「この仕事は有給だ」

つまり、「有休」は「有給休暇」の略として正しい使い方ですが、「有給」は本来の意味と異なる使われ方をしていることが多いのです。


「有休」と「有給」の正しい使い方

「有休」と「有給」の使い分けを理解するために、正しい使い方の例を見てみましょう。

「有休」の正しい使い方

例文説明
「来週の金曜日は有休を取ります。」「有給休暇を取得する」という意味で正しい
「有休消化率を上げるべきだ。」「有給休暇の取得率」という意味で正しい

「有給」の正しい使い方

例文説明
「このアルバイトは有給です。」「給与が支払われる仕事」という意味で正しい
「有給の仕事を探している。」「給与が発生する仕事」という意味で正しい

このように、「有休」は「休暇」を指し、「有給」は「給与が発生すること」を指します。


「有休(有給休暇)」の基本ルール

有休(有給休暇)は、労働基準法によって定められており、一定の条件を満たすと取得することができます。

有休(有給休暇)の基本ルール

項目内容
付与条件6カ月以上継続勤務し、全労働日の8割以上出勤していること
付与日数勤続年数に応じて増加(最低10日、最大20日)
有効期限2年間(未使用分は消滅)
取得の義務企業は年5日以上の有休取得を義務付けられている

有休の取得方法とポイント

有休を適切に取得するためには、企業のルールを理解し、計画的に活用することが重要です。

有休取得のポイント

ポイント内容
事前申請をする会社のルールに従い、早めに申請する
業務の引き継ぎを行う休む前に、必要な業務を同僚に引き継ぐ
計画的に消化する有効期限を考慮し、計画的に取得する
会社の方針を確認する会社ごとに有休の取りやすさやルールが異なるため、就業規則を確認する

特に、有休は2年間で消滅するため、計画的に取得することが大切です。


「有休」と「有給」の活用例

「有休」と「有給」は、それぞれ異なる場面で使われます。

「有休」を使う場面

シチュエーション正しい表現
会社での申請「来週の月曜日に有休を取得したいです。」
休暇の計画を立てる「有休を使って旅行に行く予定です。」

「有給」を使う場面

シチュエーション正しい表現
アルバイトの説明「この仕事は有給なので安心です。」
給与の話をする「有給の研修を受けることができる。」

このように、「有休」は休暇を指し、「有給」は給与が支払われることを指すため、状況に応じて正しく使い分けることが重要です。


まとめ

「有休」と「有給」は似た言葉ですが、意味や使い方が異なります

  • 「有休」=「有給休暇」の略で、休暇を指す(正しい使い方)
  • 「有給」=「給与が発生すること」を指すが、略語として使われることもある
  • 有休(有給休暇)は労働基準法で定められており、計画的に取得することが重要

適切に「有休」と「有給」を使い分け、正しい言葉遣いとルールを理解して、有給休暇を有効に活用しましょう!