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ビジネスメールの書き出しはどう書く?ポイントも解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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ビジネスメールの書き出しは、相手に与える印象を決める重要な部分です。適切な挨拶や名乗りを入れることで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。本記事では、ビジネスメールの書き出しの基本構成や、状況別のポイント、避けるべき表現について解説します。

ビジネスメールの書き出しの基本構成

ビジネスメールの書き出しは、以下のような流れで構成されます。

項目内容
宛名会社名、部署名、担当者名を正しく記載する
挨拶定型のビジネス挨拶を入れる
名乗り自分の会社名、氏名を伝える
前置き季節の挨拶やお礼、依頼の背景を述べる

ビジネスメールの書き出しの例

1. 一般的なビジネスメールの書き出し

株式会社○○  
営業部 △△様

お世話になっております。
○○株式会社の□□と申します。
先日はお時間をいただき、誠にありがとうございました。
本日は、先日の打ち合わせ内容についてご連絡いたします。

このように、宛名→挨拶→名乗り→前置きの順で書くのが基本です。


状況別のビジネスメールの書き出し

状況に応じて、書き出しの表現を使い分けることが大切です。

1. 初めてメールを送る場合

初めての相手には、自己紹介をしっかりと行い、丁寧な書き出しを心がけます。

例文

株式会社○○  
人事部 △△様

初めてご連絡を差し上げます。
○○株式会社の□□と申します。
貴社の○○について、お話を伺いたくご連絡いたしました。
ポイント詳細
「初めてご連絡いたします」初めての相手には必ず入れる
会社名・氏名を明記相手に自分が何者かを明確に伝える

2. お礼のメールを書く場合

感謝の気持ちを伝えると、良好な関係を築きやすくなります。

例文

株式会社○○  
営業部 △△様

お世話になっております。
○○株式会社の□□です。
先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
お話しいただいた内容をもとに、次のご提案を準備いたしました。
ポイント詳細
「先日はありがとうございました」感謝を伝えることで印象がよくなる
その後の対応を記載お礼の後に、次のアクションを伝える

3. 依頼のメールを書く場合

依頼の際は、簡潔かつ丁寧に伝えることが大切です。

例文

株式会社○○  
総務部 △△様

お世話になっております。
○○株式会社の□□です。
○○の件について、ご対応をお願いしたくご連絡いたしました。
お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。
ポイント詳細
「ご対応をお願いしたく」依頼の意図を明確にする
丁寧な表現を使う「お手数をおかけしますが」などを入れる

4. お詫びのメールを書く場合

ミスがあった際は、誠意をもって謝罪し、対応策を伝えることが重要です。

例文

株式会社○○  
営業部 △△様

お世話になっております。
○○株式会社の□□です。
このたびは、○○の件でご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。
今後このようなことがないよう、対策を講じてまいります。
ポイント詳細
「申し訳ございません」まず謝罪の気持ちを伝える
再発防止策を示す「今後は○○に努めます」と対策を伝える

ビジネスメールの書き出しで避けるべき表現

適切な書き出しを意識しつつ、誤解を招く表現やカジュアルすぎる言葉は避けましょう。

NG表現理由
「突然のご連絡失礼します」突然の連絡は失礼ではないため不要
「お疲れ様です」(対外メール)目上の相手には不適切
「早速ですが」失礼に聞こえることがある
「お忙しいところ恐縮ですが」依頼の際に使用するが、過度に使うと相手に負担を与える

ビジネスメールの書き出しをスムーズにするコツ

適切なメールの書き出しをするためには、以下のポイントを意識するとよいでしょう。

1. 目的を明確にする

メールの目的を明確にし、簡潔に伝えましょう。

目的書き出しの例
情報提供「○○についてご共有いたします。」
依頼「○○の件でご対応をお願いしたくご連絡いたしました。」
謝罪「このたびは○○の件でご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。」

2. 相手に合わせた言葉遣いをする

相手との関係性に応じて、適切な敬語を使いましょう。

相手書き出しのポイント
取引先丁寧な敬語を意識する
上司簡潔で分かりやすく
同僚形式ばらずに簡潔に

まとめ

ビジネスメールの書き出しは、相手に与える印象を左右する重要な要素です。

  • 基本構成(宛名→挨拶→名乗り→前置き)を押さえる
  • 状況に応じて適切な表現を選ぶ
  • 不要な表現や失礼な言い回しを避ける

適切な書き出しを心がけることで、円滑なビジネスコミュニケーションが実現できます。