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バーターって何?ビジネス上での意味を解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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ビジネスやメディアの現場でよく耳にする「バーター」。本来は物々交換を指す言葉ですが、現代のビジネスシーンでは異なる意味合いで使われています。この記事では、バーターの本来の意味と現代的なビジネスでの使い方、代表的な活用例や注意点についてわかりやすく解説します。

バーターとは?

本来の意味は「物々交換」、現代ビジネスでは「交換条件での取引」

バーター(Barter)とは、元々は通貨を使わずに物と物を直接交換する取引のことを意味します。現代のビジネスではこの概念が転じて、「何かを提供する代わりに別の何かを得る」といった交換条件付きの取引を指すようになっています。

用語内容
原義通貨を介さない物々交換
現代の使われ方ビジネス上の交換条件による取引全般
使用場面広告、芸能、営業、人材交流など多岐にわたる
類似語相互取引、協力関係、クロスプロモーションなど

金銭の授受を伴わない取引の代表的な例として、バーターはメディア業界や営業戦略で多く使われています。


ビジネスにおけるバーターの使い方

商品やサービス、人的リソースの相互提供が主流

バーターはビジネスにおいて柔軟な取引手段として重宝されており、具体的には以下のような形で活用されます。

シーンバーター内容
テレビ番組タレントを出演させる代わりに企業CMを流す
広告代理店広告枠を無償提供し、別のメディア露出を得る
販売促進自社製品を提供し、相手の商品をサンプルとして受け取る
人材交流他社と従業員を一時的に交換して知見を深める
コラボ企画お互いのSNSで相互紹介するキャンペーンの実施

金銭ではなく「価値の交換」を前提とするため、双方にメリットがある条件設定がポイントとなります。


バーターのメリット

コストを抑えつつ、相互に利益を得られる仕組み

バーター取引には以下のようなメリットがあります。

メリット内容
費用削減が可能金銭のやり取りがないため、予算を抑えて展開できる
相互の価値を活かせる得意分野を活かして補完し合う関係が築ける
スピーディーな意思決定金額交渉が不要なため、合意までが早いことが多い
良好な関係構築につながる相手との信頼関係を築きやすく、継続的な協力が期待できる
クロスマーケティングに有効異なる業種・顧客層へのアプローチが可能になる

中小企業やスタートアップにとっても、限られたリソースを有効活用する手段として有効です。


バーター取引の注意点

曖昧な条件設定や一方的な負担に注意

便利なバーター取引ですが、次のようなリスクや注意点も伴います。

注意点内容
価値の非対称性一方が不利になるような条件設定はトラブルの原因に
明文化の重要性曖昧な口約束では後々の誤解を招く可能性がある
成果の不透明性「見返り」が不明確な場合、評価が難しくなることがある
信頼関係の依存性相手との関係性に過度に依存すると交渉力を失いやすい
長期的視点の欠如短期的なメリットだけで判断すると損失につながることもある

バーター契約を行う際は、書面化と第三者の確認を取り入れることで、トラブルを未然に防ぐことができます。


バーターを成功させるポイント

双方にとって「価値ある交換」を目指すことが基本

バーターを効果的に活用するためには、以下のようなポイントを意識することが大切です。

ポイント解説
相手のニーズを理解する何を求めているのかをリサーチし、提案内容に反映する
提供価値の見える化自社がどのような価値を提供できるかを具体的に伝える
対等な関係性を築くお互いの立場や期待を尊重しながら合意形成を図る
継続性を視野に入れる一度きりではなく、長期的な協力関係を見据えて構築する
条件の明確化書面や契約書で条件を明確にしておくことが重要

互いにとって「得する交換」となるよう、誠実かつ戦略的な交渉がカギとなります。


まとめ

バーターとは、金銭を介さずに物やサービスを交換するビジネス上の手法であり、相互のリソースを活かして新たな価値を生み出すことができます。コスト削減や関係構築の観点からも有効ですが、条件設定や信頼構築には注意が必要です。バーター取引を活用することで、柔軟かつ創造的なビジネス展開が可能になるでしょう。