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アスピレーションって何?意味を解説

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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近年、キャリアや人材育成の場面でよく耳にする「アスピレーション」。漠然とした「目標」や「希望」とは異なり、個人の内面から湧き上がる強い願望や理想を意味します。本記事では、アスピレーションの基本的な意味やビジネスでの使われ方、目標との違いについて分かりやすく解説します。

アスピレーションとは?

自分の内側から湧き上がる理想・願望のこと

アスピレーション(Aspiration)とは、「心の底から抱く理想」や「強い願望」を意味します。目標のように数値や期限が明確でなくても、「こうありたい」「こうなりたい」と思う気持ちそのものがアスピレーションです。

項目内容
用語アスピレーション(Aspiration)
意味理想像、志向性、内面からの強い願望
特徴数値では測れないが、行動の動機づけとなる
使用領域キャリア形成、人材開発、経営理念、教育など

目標が「外に向けた達成点」だとすれば、アスピレーションは「内から出てくる指針」と言えるでしょう。


目標との違い

アスピレーションは「感情」、目標は「数値」

アスピレーションと混同されやすい「目標(ゴール)」との違いを整理します。

比較項目アスピレーション目標(ゴール)
定義自分が将来ありたい姿、理想像達成すべき具体的な数値や期限のある結果
時間軸中長期的で持続する短〜中期で完了することが多い
測定可能性抽象的で定量化が難しいKPIや数値で明確に測定できる
役割行動の動機や原動力成果の到達点、進捗確認の基準
社会に貢献する人間になりたい売上1000万円を達成する、資格を取得する

アスピレーションがあってこそ、目標に意味と方向性が生まれます。


アスピレーションが注目される理由

キャリアや組織の自律的成長に不可欠

近年、ビジネスや人材育成の分野でアスピレーションが重視されている背景には、以下のような変化があります。

理由解説
キャリア自律の時代終身雇用から自立型キャリアへと移行し、自分で未来を描く必要がある
モチベーションの内在化外的報酬より、内発的なやりがいを重視する価値観が拡大
組織文化の変化画一的な働き方より、多様な志向に応じた活躍が求められている
成果主義の限界目標だけで人を動かす時代が終わり、共感や意義が重要視されるようになった

社員一人ひとりがアスピレーションを持つことで、組織全体の成長にもつながります。


アスピレーションを育てる方法

自分の「理想」を言語化して行動につなげる

アスピレーションは誰もが持っている感情ですが、意識的に育てることで明確な行動につながります。

方法内容
自己理解を深める自分の価値観、経験、強みを見つめ直す
ロールモデルを探す憧れる人の生き方から、自分の理想像を言語化する
キャリアビジョンを描く5年後、10年後にどうありたいかをイメージする
日記やノートに書き出す抽象的な願望も、書くことで明確になっていく
コーチングや対話を活用する他者との対話を通じて、自分では気づかない志向に触れる

アスピレーションは固定的なものではなく、経験と学びによって変化・成長するものです。


ビジネスにおけるアスピレーションの活用

組織やチームの「志」を明文化し、推進力に変える

アスピレーションは個人だけでなく、組織やチームの中でも活用できます。

活用場面解説
組織ビジョンの共有企業の理想像を明確にすることで、社員の共感を得やすくなる
リーダーシップ育成強いアスピレーションを持つリーダーが、チームを動かす
採用・人材評価価値観や志向性のマッチングで、長期的な活躍が期待できる
キャリア面談目標だけでなく、ありたい姿を起点に会話することで納得感が生まれる

目の前の目標だけでなく「なぜそれを目指すのか」を言語化することが、ビジネスでも大きな意味を持ちます。


まとめ

アスピレーションとは、自分の内側から湧き上がる強い理想や願望を指します。数値や期限で測れないけれど、自分らしく生きるための原動力となる重要な要素です。目標と組み合わせることで、日々の行動に深い意味を与えることができます。これからの時代、アスピレーションを持ち、育て、言語化することが、個人にも組織にも求められているのです。