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優秀な人材を見極めるにはどうしたらいい?採用担当の3つのポイント

お役立ち情報
監修者
竹村 直浩
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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「履歴書では完璧だったのに、入社後は成果が出なかった」「どの応募者を採用すべきか判断に迷う」採用現場では、こうした“見極めの難しさ”に直面することが少なくありません。優秀な人材を正確に見抜くには、単にスキルや経歴を見るだけでなく、その人の「本質」を見極める視点が必要です。本記事では、採用担当者が知っておきたい「優秀な人材を見極める3つのポイント」を中心に、実践的な面接・評価のヒントを解説します。

まず、優秀な人材とはどのような人物かを明確にしておくことが重要です。一概に「高学歴」「経験豊富」であれば優秀とは限りません。企業によって求める人物像は異なりますが、一般的に以下のような要素を備えた人が“優秀”とされます。

特徴解説
自走力がある指示待ちではなく、自ら課題を発見し行動できる
学習意欲が高い現状に満足せず、常に新しい知識やスキルの習得を求めている
コミュニケーション力がある周囲と円滑な関係を築き、状況に応じた言動が取れる
結果にこだわるプロセスだけでなく、最終的な成果に責任を持って取り組む
組織との相性が良い社風や価値観、業務内容とフィットしており、長期的な活躍が期待できる

ポイント① 面接での「深掘り質問」で本質を引き出す

面接では、単なる表面的なやり取りでは応募者の本質にたどり着けません。経験や実績の裏側にある「思考の癖」「価値観」「行動パターン」に注目することが大切です。

有効な質問例

  • 「その経験の中で、最も工夫したことは何ですか?」
  • 「上司や同僚と意見が合わなかったとき、どう対処しましたか?」
  • 「最近の仕事で、自分に足りなかったと感じたことは?」

こうした質問を通じて、応募者の課題解決力、柔軟性、自省力が垣間見える回答を引き出すことができます。


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ポイント② スキルだけでなく「ポテンシャル」を評価する

即戦力人材が求められる場面もありますが、特に若手や未経験者を採用する場合は、ポテンシャル(成長可能性)に注目することが不可欠です。

評価する観点内容
向上心・学習意欲分からないことに対して前向きに取り組む姿勢があるか
フィードバックの受容性指摘に対して素直に受け止め、自ら改善しようとする柔軟さがあるか
キャリアビジョンの明確さ将来的な目標を持ち、それに向けて努力しているか
チャレンジ精神慣れない環境や新しい課題に対して挑戦する姿勢が見られるか

ポテンシャルを見極めるには、「失敗経験」や「学び方」に関する質問が有効です。


ポイント③ 自社との「カルチャーフィット」を確認する

優秀であっても、自社の文化やチームとの相性が悪ければ、早期離職やチームの崩壊を招く恐れがあります。カルチャーフィットを確認するためには、「どのような職場環境で力を発揮しやすいか」「理想の上司像・チーム像は?」といった質問が有効です。

また、応募者に対して以下の点も確認すると良いでしょう。

  • 組織の価値観に共感しているか
  • 現職や前職の退職理由にネガティブな傾向がないか
  • 自社の仕事内容・ミッションを正しく理解しているか

カルチャーフィットの評価は感覚に頼りがちですが、事前に自社の「求める人物像」を言語化しておくと、客観的な評価がしやすくなります。


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まとめ

優秀な人材を見極めるためには、スキルだけでなく「人となり」「成長意欲」「組織との相性」を総合的に判断する視点が必要です。深掘り質問による本音の引き出し、ポテンシャルの見極め、自社カルチャーとのマッチング――これらを意識した面接を行うことで、採用の精度を大きく高めることができます。採用担当者として、目の前の応募者にしっかり向き合う姿勢が、未来の「戦力発掘」につながるのです。